ノンキャリアの末端国家公務員だった主人公の五月戸零一は、何の因果か国家特別保健職官（通称：メイドハンター）に任命されてしまいます。零一の任命された国家特別保健官は国家特別保健法に則って、主人のいないメイド「のらメイド（メイドさん型宇宙生物）」を捕獲・更生させるのが任務です。
　しかし、メイドハンターの存在を知った、のらメイドの自由と安全を守るために結成された秘密結社『カンプグルッペのらメイド』が、その任務を失敗させようと、零一の前に立ちはだかります。

これが秘密結社『カンプグルッペのらメイド』だっ！

　メイドハンターの行動を定めた国家特別保健法は超短期間の時限立法であり、彼に残された時間は決して永くはありません。零一には約１ヶ月以内に４人以上ののらメイドを更生させなければ、東京都小笠原支庁小笠原村の南硫黄島（無人島）に左遷される運命が待ち構えています。